" 比良の風景 2月"
氷魚(ひうお)はアユの稚魚。春を呼ぶ魚で、湖底でぬるみ始めた水を追い、エリにかかる。店頭に並ぶ氷魚の量が増えるにつれて、雪がとけていくとも言われる。漁師たちはドロ酢(味噌と酢でつくる)を漁船に持ち込んで、アミにかかった獲れたてを舌に躍らせ春をかみしめたと、近江ふるさとの味(京都新聞滋賀本社1983)に記載されている。
>> NEXT (比良の風景 3月)
▲page top