まったりし隊

Exhibition in Hira

" まったりし隊かんじる比良写真展 in skog 2008 "

2008年4月12日。アナタたち!この山桜撮ったぁー?さぁ、メールをチェックしなくちゃ。あらっ!「比良味噌」さんからメールよ。みんな来てくれるわよ~!もう薪ストーブをつけなくても暖かいわね。でも薪ストーブはいいよねぇ。私たちも燻製されて。石油ストーブの臭い嗅いだら吐きそうよ。山桜が満開ね。出っ歯の人にはアダナをつけるのよ、山桜って。だって歯(葉)が先に出てるじゃな~い。ククク。さぁ、アナタたちも仕度してっ!かんじる比良が始まるわよー!!

そんなギャラリーskogのエツコさんの声が響きます。それでは、地域のイベント「かんじる比良」で、まったりし隊の写真展を開催した滋賀県は大津市、「比良」という地をご紹介しましょう。オススメはやっぱり駅からの散歩。名所や史跡が豊富なわけではないけれど、人と自然が満載。心豊かになる週末のふらり旅が似合う場所。

Access

" ギャラリーskog"


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比良駅を降りて、ほっとすていしょん比良で土地の香り、健康な味がするご飯を食べてからでも良し!ほっとすていしょん比良を左手に見ながら、最初の十字路を山へと歩きます。右手に菜の花畑、少し歩いて左手のお地蔵さんにご挨拶。双子神社へと車道を渡り、車に注意しながら右へと歩く。最初の小道を左折し山へと歩き、パイロットの保養地の前を左へと曲がり、道なりに行くと、黒いとんがり屋根の家の横を抜け、砂利道が一瞬、アスファルトに変わってしまうけれど、そこにはミモザが咲いていて、きっとサクラも見事でしょう。

とんがりの木を目指して歩くと、そこはどんぐり小屋。さらに真っ直ぐ歩き、突き当たりを左へ登ります。木々のアーチをくぐリ抜け、ウグイスの声を聞きながら、突然あらわれる比良の山々を仰ぎ見て、ゴロゴロ石の道を真っ直ぐ登ります。

倒木に生えた苔や、広葉樹の森を抜け、左手にあるツバキの花に見送られて、舗装された道路に出ると、右前方に立派なサクラの木がお出迎え。その横に目的地、ギャラリー スクーグがあるのです。

手入れされた庭を見て、大きな木のトビラを押し開けると、そこには比良山中の木の葉を写した高橋とみえさんのTシャツたちと、比良をとらえた写真と言葉の世界、そして素敵なオーナー夫妻がアナタをお待ちしております。

Some photographs and words

" ハヤシヨシコ(写真) , ヨチュオ・セカチノフ(言葉) "

10月から3月までここで味噌作りをします。口の中に入るまでのものは何でもそう甘くない。そして女は子どもを生まなければなりません。子どもは味噌をつくるようにはいきませんよ。

あっ、こっちは失敗パンばかりなの。見ないでー!試作品だけれど、よかったら食べる?ふふふ。おいしいぃ。お腹がすいて食い気に走ってしまうわぁ。さぁ、仕事、仕事。

この道をずーっと行きますと志賀まで行けます。じゃがいもは今から植えようかな。何なっと作らんと。こっちはもうすぐ菊の花畑にするの。浜は風がきつくてかなん。うっかり父さんがそこのトビラを閉め忘れたら、台風で玄関まで飛んできたわ。台風は怖いものです。わたしは山から嫁に来たから浜との違いはよう分かります。ここは本当、肌が荒れますわ。やっぱり生まれ育った里がええ。

わしは本っちゅうもんは読んだことはない。人の話もきかん。自分のやり方で1から体験してとっととっととやってたからや。ハガキ一枚書かんなぁ。

あんたは写真をやってるのか?だいたい祖父に似るもんや。あんたのDNAが写真を撮らしている。孫が3人おるけどなぁ。そっくりな奴ができてもうた。不思議なもんや。仕草まで似てる。言いよることまでそっくりや。車で犬の散歩?するよ。2回ほど轢いたけどな。

琵琶湖の水は朝早く汲むのが綺麗。昼はあかん。洗濯はタライ。ススギは浜や。昔はゴミ出ぇへん。茶碗われたんか、ガラス割れたんかぐらい。せやけど儲けはあらへんで。忙しくて、忙しくて体にハエも止まらん。

子どもを親に預けて働いてるけど、乳がだんだん張ってくる。赤子が呼んどる。これがしるしや。そうなると飛んで帰らなあかん。

あの山の雪が溶けて、比良八講を過ぎたら暖かくなる。昔の人はええこと言わはるわ。そのままや。おとぎ話やあらへんで。

あんたら、どこから来た?わしか?今、板洗ってるねん。そんなもん昔は水道ないし、目の前の湖の水飲めたがな。バケツで汲み上げてなぁ。昔はちょっと湖に入ったら魚がたくさんおった。魚が住まんっちゅうことは何か問題があるんや。何ぼ美し見えてもアカンねわ。

わたしらはここで2百年から3百年住んでます。何や水上バイクやら盛んやけども自分のしたいことばっかりしとったらアカンね。地元の人は湖を大切に使ってきたで。

ちょっと写真撮ってまんのか?オレの庭を撮ってくれ。琵琶湖をイメージしてつくった枯山水や。ここには比良山もあるし、近江大橋もある。漁師もいるし、メジロも鳴いてるやろ。

隣に住んでいる人は大阪から来た人や。いっつもカギを預けにきはる。仲良し?隣やさけな。

 

Epilogue

" まったりし隊かんじる比良写真展 in skog 2008 を終えて "

まったりし隊かんじる比良写真展にお越しくださいまして本当にありがとうございました。短い期間ながら、多くの人に見ていただき、また数々の言葉をいただき、これほど楽しい写真展ができたことはありませんでした。またそこからのご縁で、地元の方々との交流も芽生え、2007年11月より毎月訪れる場所となりました。今回のような写真展とはいかないかも知れませんが、今後もWEBで少しずつ発表していきたいと思います。そこでも私たちが見た比良の四季を感じていただければ幸いです。また、これからもどんどん追加、変更していく予定です。10年後、このWEBギャラリーがどのような変遷をたどるのか。私たちも楽しみにしています。

 

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